避難者訴訟第6回期日の報告
文責 笹山 尚人
【8月27日 避難者訴訟第6回口頭弁論の報告】
この日は、原告側からは、準備書面15、16を提出しました。準備書面15は避難慰謝料やふるさと喪失慰謝料等の被侵害利益をどのようなものととらえるか、同16は、東電のシビアアクシデント対策についての書面です。
また、原告3名の意見陳述、原告代理人2名の意見陳述も行いました。
この日の審理においては、裁判所から今後の立証に関して、学者等の証人申請にあたっては意見書を先行して提出してもらいたい旨の要望が出され、かつ、原告の本人尋問については人数が多いので、工夫して行っていく必要があることがやりとりされました。また、検証について、裁判所から、被侵害利益の捉え方により、検証する対象物件の原告と、その他の原告との異同について踏まえたうえで要否を判断したいということで現時点では保留する旨の表明がありました。
次回、原告側からは、陳述書や意見書などの証拠を準備して提出することとして終了しております。
次回は、10月22日午後2時からです。