自死事件訴訟の証人尋問期日の報告
~自死事件訴訟の証人尋問を行いました~
この訴訟では,原告は東電に対して、妻が避難生活中に自死したことの責任を,追及しています。
2月25日に夫である原告の証人尋問が行われ,訴訟は大詰めの段階に入りました。
大きな争点は、①妻が原発事故を原因とする精神疾患を発症し自死したことと,②原発事故以外に自死の誘因はなかったことです。
証人尋問では,原発事故前の妻の社交的で働き者という人柄や,家族や地域の人々との深い結びつき,そして避難区域指定後帰る家を失い絶望の只中で亡くなったことが,原告の口から語られました。
東電側代理人らから反対尋問は,通院歴等について確認の質問がされ,10分足らずで終わりました。傍聴席には集団訴訟の原告団の皆さんが大勢集まって,原告を励ましてくれました。
次回期日は4月15日13時15分からで,結審し,次々回期日(日程未定)に判決となる予定です。
みなさんの応援と裁判の傍聴をお願いします。