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12・13 避難者訴訟(2陣相双)口頭弁論のご報告


裁判期日レポート


皆さま

文責・弁護士鳥飼康二


12月13日、福島地裁いわき支部において、第2陣相双の裁判期日がありましたので、ご報告いたします。


 今回の裁判では、今後の裁判の進行について協議されました。裁判所から、来年5月31日で裁判を終結させる予定と告げられており、原告弁護団側は、それに沿って、以下のように準備を進めています。


●来年2月22日・・・立教大学の関礼子教授(社会学)の法廷証言

●来年5月31日・・・総まとめの書面を提出して裁判終結

●来年夏~秋頃・・・判決


 ところが、被告(東京電力)は、①関礼子教授の法廷証言は不要である、②被告側が申請した原告本人尋問を実施せよ、と抵抗しています。

 これについて、裁判所は、①関礼子教授の法廷証言を採用します、②原告本人尋問を採用することは消極的ですが引き続き協議します、と指揮しました。 

また、先月、仙台高等裁判所において、東京電力の言い分をことごとく採用しない判決が出されましたが、いわき支部の裁判所は、その判決文を提供して欲しいと興味を示しました。


 以上のように、裁判の進行については、おおむね、東京電力側の主張を取り入れず、来年5月31日の裁判終結に向けて進んでいる状況です。


 次回は、この裁判の山場となる関礼子教授の法廷証言です。この法廷証言では、故郷が奪われた被害実態を、より具体的・説得的に、裁判所へ伝えることを目的としています(総計150分間の予定です)。

 ぜひ、皆さんにも裁判傍聴へ足を運んでいただきたく、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(開始時間は来年2月22日午後1時45分ですが、少し早めにお越しいただいた方が無難です。)

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