相双の会114号が発行されました。

秋も深まり朝晩は寒い今日この頃です。
今年も余すところ二か月となりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思
います。
今年はコロナ禍で、何に於いても自粛で晴々とした日がありませんでした。最近は沈
静化してきたような感じですが、予断を許されない状況にあります。
さて、お蔭様で「相双の会」114号を発行することができました。
最近は被害者の方々と話す時、でてくる言葉は「10年も過ぎたのに」「これからどう
なるんだ」「もう俺は何も考えねことにしてる」など投げやりな言葉が多い、何でな
のかと考えた時、諦めなのか怒りなのか続きが出てこないですね、要するに東電も国
もこれを待っていたのではないでしょうか、訴訟を起こせば10年過ぎても満足な判決
もでない。それに加害者は開き直っている「お前ら起きてしまったんだからどうしよ
うもない静かにしてろ」なのかも知れません。
こんなことを許していたらこれからの社会を担っていく子どもたちはどうなるのか心
配になります。
今に生きる私たちが「二度と福島のような思いをさせてはならない」という決意で
あってほしい。
相双の会 國分